教学叢書3 『立教 そこに生まれ来るもの』

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教学叢書3 『立教 そこに生まれ来るもの』



 「立教」をテーマとした教学講演記録、随想、資料・文献紹介、コラムをとりまとめ、教学叢書3『立教 そこに生まれ来るもの』を刊行しました。

 今日「立教」とよばれている出来事は、教祖様にとって、これまでの金光教の歴史にとって、どのような出来事であり、いかなる意味を持っていたのでしょうか。そして他ならぬ私たちは、いま何をもって「立教」と呼ぼうとしているのでしょうか。

 立教150年を迎えた本年、この叢書を通して全教の皆様と教祖様の信心をたどり、教学の問題意識を共有したいと願っています。

教学講演記録


沢田重信(六甲教会、元教学研究所部長)

「それぞれの〈立教〉ということ ~一婦人の生き方から考える~」 


 「立教神伝」にある「死んだと思うて欲を放す」とは、人間のどのようなあり方なのでしょうか。障害者支援施設を運営する、ある女性信徒の生きる姿をもとに考えます。

高橋行地郎(金光学園幼稚園園長、元教学研究所部長)

 「神人(しんじん、かみひと)めぶく ~あなたはY型? B型?~」                    


 教祖様の事蹟と講師自身の体験を辿りつつ、神様の思いをもとにした生き方と、人間本位の生き方との関わりを述べ、私たち自身が立教150年を迎えることの意義を求めます。

早川公明(牧野教会、元教学研究所部長)

「〈後知〉の観点からみた安政六年十月二十一日の神伝」(付:浪曲「立教神伝」)           


 教祖様は自身の歩みにおいて、「神の助かり」「氏子の助かり」「取次」などの起点を、どの時点に振り返り、それらの意味を求め直していたのでしょうか。「お知らせ事覚帳」「金光大神御覚書」の記述をもとに探ります。

随想


竹部弘(教学研究所長)

「天地の開ける道 ~『立教神伝』に寄せて~」


 「立教神伝」が持つ内容と、それが私たちに投げかける意味について、神が金光大神に取次の業を委ねた理由と、神伝によって目指されている信心の境地や神と人との関係、という二つの観点から読み解きます。

資料・文献紹介


「立教神伝」、教団公開までの軌跡


 今日「立教神伝」と呼ばれる神伝の全容が教団によって公開されるまでの、資料や文献に見られる「立教神伝」に関する記述を紹介します。「立教神伝」についての読書案内となっています。

コラム


 「立教」前後の大谷村や教祖様のもとへの参拝者の様子、「教祖御手記」(「金光大神御覚書」)が教内に知られる以前の「立教」に関する先人の捉え方などを紹介します。

※定価525円
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