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「金乃神様金子御さしむけ覚帳」について―他の帳面との照合を通じて― 平成27年に教団へ提供された、「金乃神様金子御さしむけ覚帳」と呼ばれる帳面(金光大神直筆、以下「金子覚帳」)には、広前を訪れた者と金光大神との間でなされた金銭のやりとりが記されている。「金子覚帳」には、おおよそ安政六年から明治元年の記述があるが、その成り立ちにも関わってこの資料論考では、同帳面が金光大神の信心にとって如何なる意味をもつのかを考察している。具体的には、「金子覚帳」と他の帳面(「金銀出入帳」「広前歳書帳」他)とを照合しながら、近隣の者に金銭を融通していた実際をはじめ、各地から訪れる修験者への金光大神による応答の一端等を明らかにしている。これらを通じて、金光大神が同帳面を綴ったり見返したりしながら、金銭のやり取りをした相手との関係性に思いを巡らせつつ、そこに神の働きを感受していた様相について論じている。 |
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